胸郭出口症候群は整体で良くなる?腕・手のしびれの原因と病院へ行く目安を整体師が解説

胸郭出口症候群は整体で良くなる?腕・手のしびれの原因と病院へ行く目安を整体師が解説
「腕を上げると手がしびれる」「肩から腕が重だるい」「病院で胸郭出口症候群と言われたけれど、整体を受けてもいい?」——そんな不安を持つ方は少なくありません。胸郭出口症候群は、首から腕へ向かう神経や血管が圧迫されることで、腕や手のしびれ・だるさなどが現れることがあるとされています。整体だけで胸郭出口症候群を治療できるとはいえませんが、医療機関で状態を確認したうえで、身体のケアとして整体を利用する方もいます。今回は19年間の施術経験をもとに、整体での考え方や、病院へ行く目安を解説します。診断された病名だからこそ、「どこに何を頼めばいいのか」を整理しておくことが、安心につながります。
胸郭出口症候群とは?
胸郭出口症候群は、首から腕へ向かう腕神経叢や血管が、胸郭出口付近で圧迫されることで、症状が起こるとされる状態です。主に次のような症状が知られています。
- 腕・手のしびれ
- 腕のだるさ
- 肩から腕の痛み
- 腕を上げたときに、つらくなることがある
圧迫が起こりやすい代表的な場所として、斜角筋の周辺、鎖骨と第1肋骨の周辺、小胸筋の周辺などが挙げられます。原因の特定や診断は、整形外科などの医療機関で行われます。しびれには、首まわりが関係するものなど、ほかの原因が隠れていることもあるため、まずは正しく調べてもらうことが大切です。
胸郭出口症候群に整体は有効?
先にお伝えすると、胸郭出口症候群そのものを整体で治療できると断定することはできません。そのうえで、首・肩・肩甲骨・胸まわり・腕などの筋肉や体の動きを確認する整体院もあります。
当院(田端整体院)の場合は、「手がしびれるから腕だけ」「肩がつらいから肩だけ」という見方ではなく、首・肩・肩甲骨・胸・腕など、関連する部分もあわせて確認します。あくまで、しびれに付随する筋緊張をやわらげ、体を動かしやすい状態に整えることが目的で、症状そのものを治すための施術ではありません。手や腕だけを気にしがちですが、実際には首から胸、肩甲骨へとつながる筋肉がこわばっていることも少なくない、というのが施術現場での実感です。
胸郭出口症候群はどんな人に起こりやすい?
なで肩の人
体格的な特徴が、症状に関係するケースがあるとされています。
長時間デスクワークをする人
同じ姿勢で、パソコン作業を続ける方など。
腕を上げる作業が多い人
- 洗濯物を干す
- 美容師などの立ち仕事
- 壁塗り・塗装
- 棚の上での作業
- 腕を上げるスポーツ
ただし、「この姿勢をすると必ず胸郭出口症候群になる」というわけではありません。あくまで、起こりやすいとされる傾向です。
田端整体院ではどこを確認する?
当院では、胸郭出口症候群と診断された方が来院された場合でも、しびれている腕だけを見るわけではありません。例えば、次のような点を確認します。
- 首を動かしたときの状態
- 肩・肩甲骨の動き
- 胸まわりの筋肉の張り
- 腕の筋肉
- 左右差
- どの姿勢・動作で症状が出るか
また、つらい側だけでなく、反対側や関連する筋肉も確認します。体は前後・左右が連動して動くため、気になる場所だけをみても、負担のかかり方は分かりにくいからです。前側の筋肉が縮んで硬くなると、その反対側の筋肉は引き伸ばされたまま働き続ける、というように、左右・前後のバランスが関係していることもあります。
19年間の施術経験から
19年間施術をしていると、パソコン作業の多い方が「肩から腕が重だるく、手がしびれる」と来られることがあります。医療機関で胸郭出口症候群と診断されたうえで、日常のつらさが気になって来院される、というケースです。
このとき私がまず確認するのは、医療機関を受診済みかどうかです。整体は診断をする場所ではなく、あくまで首・肩・胸まわりの付随する張りをケアする立場だからです。とくに、腕の色が変わる・冷える・腫れるといった様子がある方には、施術より受診を優先するようお伝えしています。役割を分けてお伝えすることが、整体師としての誠実な対応だと考えています。「早く楽になりたい」という気持ちほど、まず原因をはっきりさせることが、結果的に近道になると感じています。
自宅でできる対策と注意点
- 長時間、同じ姿勢を続けない
- デスクワーク中は、こまめに休憩する
- 腕を上げっぱなしにしない
- 症状が出る動作を、無理に繰り返さない
とくに大切なのが、しびれが強くなるストレッチを、無理に続けないことです。「神経を伸ばせば治る」といった自己流のケアは避けてください。良かれと思って強く伸ばすと、かえって症状が強まることもあります。症状が強い・続く場合は、セルフケアより医療機関への相談を優先しましょう。
こんな症状は整体より医療機関へ
次のような場合は、整体やセルフケアで様子を見ず、整形外科などの医療機関へ相談してください。
- しびれが強くなっている
- 腕・手に力が入りにくい
- 筋肉が痩せてきた
- 腕や手の色が変わる
- 腕が腫れる
- 手・腕が明らかに冷たい
- 急に症状が悪化した
これらは、神経や血管に関わるサインのことがあります。自己判断せず、早めの受診が大切です。
まとめ|胸郭出口症候群は「しびれている場所だけ」を見ない
胸郭出口症候群による腕や手のしびれには、神経や血管への圧迫が関係するとされるため、まず状態を適切に確認することが重要です。当院では、医療機関で胸郭出口症候群と診断された方についても、腕だけでなく、首・肩・肩甲骨・胸まわりなど体全体の状態を確認しながら、無理のない範囲で施術を行っています。腕や手のしびれが気になる方は、まず医療機関で相談したうえで、付随する張りが気になる場合に、整体をご検討ください。伊勢崎市で肩から腕のつらさにお悩みの方は、医療機関での相談とあわせて、一度ご相談ください。
合わせてこちらもご覧ください→胸郭出口症候群
田端整体院 〒372-0818 群馬県 伊勢崎市 連取元町114-18 日本 10時 19時 日曜木曜午前定休 電話0270-22-0466
