お尻の痛み・しびれは梨状筋症候群?整体でできることと坐骨神経痛との違いを解説

お尻の痛み・しびれは梨状筋症候群?坐骨神経痛との違いと整体での対応を解説
「長時間座っているとお尻が痛くなる」「お尻から太ももの後ろにかけてしびれる」「車を運転しているとだんだんつらくなる」——このような症状から、梨状筋症候群ではないかと調べている方もいるでしょう。ただし、お尻や脚の痛み・しびれは、梨状筋症候群だけで起こるわけではありません。今回は19年間の施術経験をもとに、梨状筋症候群と坐骨神経痛の違いや、整体での考え方、そして病院へ相談したほうがよいケースについて解説します。名前で不安になる前に、まず全体像を整理しておくと、落ち着いて対処できます。
お尻の痛み・しびれの原因は梨状筋症候群だけではない
お尻から脚にかけての痛み・しびれには、次のようなさまざまな原因が考えられます。
- 梨状筋症候群
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰や股関節周辺の問題
「お尻が痛い=梨状筋症候群」と、症状だけで判断することはできません。同じような痛み・しびれでも、原因が違えば、必要な対応も変わります。だからこそ、まずは医療機関で原因を確認してもらうことが大切です。
梨状筋症候群とは?
梨状筋は、お尻の深い部分にある筋肉で、股関節の動きなどに関係しています。その周辺を、坐骨神経が通っています。梨状筋のまわりで坐骨神経が刺激・圧迫されることなどによって、お尻や脚に症状が出るとされています。
出やすい症状として、次のようなものがあります。
- お尻の奥の痛み
- 太ももの後ろの痛み・しびれ
- 長時間座っているとつらい
- 車の運転でつらくなる
梨状筋症候群と坐骨神経痛は何が違う?
簡単に整理すると、坐骨神経痛は「症状を表す言葉」、梨状筋症候群は「その症状を起こす原因の一つ」です。腰椎椎間板ヘルニアなどでも、坐骨神経痛のような症状が現れることがあります。そのため、「坐骨神経痛と言われた=梨状筋が原因」とは限りません。原因を見きわめるのは、医療機関の役割です。自己判断でストレッチだけを続けると、原因によっては合わないこともあるため注意が必要です。
梨状筋症候群は整体で良くなる?
梨状筋症候群そのものを、整体だけで治療できるとは一概にいえません。そのうえで、医療機関で状態を確認したうえで、臀部・股関節・腰まわりなど、体の状態を確認する目的で整体を利用する方もいます。とくに当院(田端整体院)では、「お尻が痛い → お尻だけ揉む」という施術にはしていません。あくまで、症状に付随する筋緊張のケア、という位置づけです。原因そのものを取り除くのではなく、お尻や腰まわりの負担をやわらげて、体を動かしやすい状態に整えるお手伝い、とお考えください。
梨状筋だけを揉んでも繰り返す人がいる理由
19年間施術をしていると、「お尻が痛いので、テニスボールで毎日グリグリしている」「梨状筋ストレッチをしているけれど、変わらない」という方に出会うことがあります。
当院では、腰、骨盤まわり、股関節、お尻、太もも、足首などを確認します。お尻だけが硬く見えても、その負担は、腰や股関節、足元の使い方から来ていることがあるためです。さらに、筋肉には拮抗関係があるため、気になる筋肉だけでなく、反対側や関連する筋肉も確認しています。痛い一点をゆるめることより、負担の始まりを探すことを大切にしています。毎日同じ場所を強く押しても戻ってしまう、という方ほど、その手前に見落としている場所があることが多い、というのが施術現場での実感です。
19年間の経験から
19年間施術をしていると、医療機関で梨状筋症候群や坐骨神経痛と言われた方が、お尻や太もものつらさを感じて来院されることがあります。デスクワークで長時間座る方や、車の運転が多い方に、こうしたご相談は少なくありません。
このとき私がまず確認するのは、医療機関を受診済みかどうかです。整体は診断をする場所ではなく、あくまで臀部・股関節・腰まわりの付随する張りをケアする立場だからです。とくに、脚の力が入りにくい・しびれが強まるといった様子がある方には、施術より受診を優先するようお伝えしています。役割を分けてお伝えすることが、整体師としての誠実な対応だと考えています。「早く楽になりたい」という気持ちほど、まず原因をはっきりさせることが、結果的に近道になると感じています。
お尻が痛いときに自宅で気をつけたいこと
- ① 長時間座り続けない…こまめに立つ・歩く
- ② 痛い場所を強く揉まない…テニスボールやフォームローラーで、強く押し続けない
- ③ しびれが強くなるストレッチを続けない…「効いている痛み」と決めつけない
とくに、しびれが強まる方法は、無理に続けないでください。良かれと思って強く刺激すると、かえってつらくなることもあります。
こんなお尻の痛み・しびれは医療機関へ
次のような場合は、「梨状筋が硬いだけ」と自己判断せず、医療機関へ相談してください。
- 脚に力が入りにくい
- しびれが急速に悪化している
- 排尿・排便に異常がある
- 会陰部(お尻から股のあたり)に感覚の異常がある
- 発熱を伴う
- 転倒・事故のあとから症状が出た
- 強い痛みが続いている
とくに、排尿・排便の異常や、股のあたりの感覚の異常は、急いで受診が必要なサインのことがあります。ためらわず、すぐに医療機関を受診してください。
まとめ|お尻の痛み・しびれは「梨状筋だけ」を見ない
お尻の痛みやしびれには、梨状筋症候群だけでなく、さまざまな原因が考えられます。当院では、お尻がつらいからといって梨状筋だけを強く揉むのではなく、腰・骨盤まわり・股関節・太ももなど、体全体の状態を確認したうえで施術することを大切にしています。まずは医療機関で原因を確認し、付随する張りが気になる場合に、整体をご検討ください。伊勢崎市でお尻や脚のつらさにお悩みの方は、医療機関での相談とあわせて、一度ご相談ください。
合わせてこちらもご覧ください→梨状筋症候群|
田端整体院 〒372-0818 群馬県 伊勢崎市 連取元町114-18 日本 10時 19時 日曜木曜午前定休 電話0270-22-0466
